コロナ禍を経て自宅勤務も浸透し、自宅でオンラインアシスタント、オンライン秘書をやってみようという方も多いのではないでしょうか?
オンラインアシスタントやオンライン秘書として仕事をするには、大きく2つの入り口に分かれます。
今回の記事を読むことで、自分がどのような入り口からオンラインアシスタントを始めたら良いか、理解することができます。
独立する
ここでいう「独立」とは、自分でクライアントを探し、提案、契約、請求対応など、業務以外のことも全て自力で行う場合を指します。
仕事の入り口の一例
SNS
TwitterなどのSNSなどを活用し、オンラインアシスタントを募集している人を見つけて提案する方法です。
自分でSNSのアカウントを作り、自分の得意とすることや仕事に関係することを公開したり、実績などを示すことが大切です。
募集をしているクライアント側も、応募してきた人が「どのような人」で「どのような実績があるか」明確でなければ、採用しにくいですよね。
Twitterで以下のキーワードなどで検索すると、見つけやすいです。
- オンラインアシスタント 募集
- オンライン秘書 募集
- 事務 募集
- アシスタント 募集
なお、検索のタイミングによっては募集が少なかったり見つからない場合もあるため、根気よく検索してみることをオススメします。
併せて提案文をすぐに送れるよう、事前に準備しておきましょう。
仕事募集に対して多くの応募があるため、募集後すぐに締め切りになる場合も多く、チャンスを見逃さないようにするためです。
クラウドソーシングサイト
お仕事募集しているサイトにワーカー登録し、募集しているお仕事に提案する方法です。
オンラインアシスタントの他、ライターや文字入力など、様々なお仕事募集が公開されているので、積極的に応募してみましょう。
場合によっては多くの応募者がいますが、とりあえず応募しないことには始まりません。
以下が有名どころのクラウドソーシングサイトです。
募集している仕事に応募するタイプと、自分で業務サービスを公開して依頼を待つパターンがあります。
メリットとデメリット
メリット
自由にスケジュール調整が可能
自分の都合に合わせて仕事をすることができるため、自分自身のスケジュールを調整しやすくなります。
家族との時間や趣味などにも時間を割くことができます。
報酬額を自分で決定できる
オンラインアシスタントの需要は増加していて、スキルや需要に応じて報酬も高くなっています。
つまり、自分のスキルに見合った報酬を設定することができるため、クライアントとの条件が合えば高い報酬を得ることができるのです。
気に入った業種、気の合うクライアントとの仕事ができる
過去に携わったことのある業種に特化して仕事を受注したり、自分と気が合うクライアントを選んで仕事をすることができます。
自分の知見を活かせたり、気の合う人との仕事をすることで、モチベーションも上がりますね。
未経験の業界でもスキルが活かせる場合があり、様々な業界や分野の知識や経験を得ることができます。
デメリット
実績・提案力が必要
「自分の経歴やスキルが、クライアントが希望する業務とマッチするか」
これをしっかりアピールできるかどうかが大切です。
もし自分が誰かを雇う場合、やはりこれまでの実績がしっかりしていたり成果が出ている人を採用したいですよね。
オンラインアシスタントの場合も同様に、今はライバルがたくさんいる中で、実績0の人が実績ありという「1」を目指すのはとても大変なことです。
何か1つでも実績、提案材料を作るという努力が必要になります。
自己管理能力が求められる
自己管理能力が特に必要になります。スケジュールの管理や仕事の優先順位付けなど、自分で判断することが求められます。
「やるべき対応業務を忘れることが多い」、「突然業務ができなくなる日が多い」など、しっかり自己管理ができていなければ信用を失い、クライアントから契約解除されることも十分にありえます。
トラブル対応も自分で対応
業務遂行において、クライアントと何らかのトラブルが発生した場合には、自分で対処する必要があります。
よく耳にする例として「報酬未払いで音信不通になる」、「誤ってクライアントの情報を外部に流失させてしまった」などが挙げられます。
こうしたことを未然に防ぐために、きちんと契約書を作成して取り交わしたり、何かあれば専門家に相談するなどの対策を講じる必要が出てくるのです。
こんな人にオススメ
- 酬は自分で決めて、自宅でバリバリ働きたい!
- 様々な業種・職種の人と積極的に関わって仕事がしたい
- ゆくゆくはスタッフを抱えて、経営者になりたい
いきなり独立して自分で営業することに抵抗がある場合は、次に紹介するエージェントで仕事をして実績を積み、独立への道を考えるという方法もアリですよ。
エージェント
ここでいう「エージェント」とは、派遣会社のようなイメージの会社です。
\派遣会社で完全在宅をするには/
仕事の入り口の一例
オンラインアシスタント専門のエージェント
オンラインアシスタント、オンライン秘書サービスを提供している会社は大小様々あり、そこへ登録し、自分にマッチした仕事を紹介してもらえます。
有名どころではCASTER BIZなどがあり、ネット上では他にもたくさんの類似エージェントがヒットします。
大手エージェントの場合、初心者のオンラインアシスタントの受け入れも慣れており、サポートなども手厚い場合があるのでオススメです。
メリットとデメリット
メリット
仕事の紹介や契約管理をしてもらえる
エージェントに登録することで、自分の経歴やスキルに合った仕事の紹介をしてもらえます。
最初にエージェントと自分(オンラインアシスタント)間で契約書を取り交わすことが多く、担当するクライアントごとに契約書作成の必要はありません。
独立して仕事を得る場合と異なり、契約書作成やそれにかかるクライアントとの交渉事などなどを代行してくれるため、自分で時間をかける必要がないのがポイントです。
報酬不払いの心配がない
勤務した時間を申告する必要はありますが、それによって報酬が支払われます。
働いた分だけ確実に報酬が得られる安心感は、仕事をする上で重要なことの1つです。
独立した場合はクライアントと自分との直接契約となるため、最悪の場合、クライアントからの報酬不払い&音信不通になる可能性もあります。
スキルアップの機会がある
エージェントから紹介される仕事は様々な業界や分野があるため、スキルアップの機会も多くあります。
今まで知らなかったソフト・操作方法なども知ることができ、「やってみよう!」という気持ちで取り組めば、より深い知識を得ることも可能です。
もしくは、前担当者から業務を引き継ぐことで自分が知らなかったソフトやサイトを知ることができ、自分の引き出しも増えます。
将来的に独立した時に、実績やスキルが多いほど、説得力のある実績や提案ができます。
デメリット
高額報酬は望みにくい
エージェントを介しているため、その仲介料を差し引いた形での報酬となります。
特殊なスキルがあれば別ですが、独立して「言い値」で報酬を得るよりも低い傾向です。
しかし、以下の場合で報酬アップを望める場合があります。
- 自身でスキルアップし、対応できるソフトやスキルが増えた
- エージェントが定めた、「稼働時間に応じた報酬アップルール」がある
- 長期間固定のクライアント担当し、サポートできる業務が増えた
登録時にテストが課される
当然ですが、自分のスキルやどのようなことができるか、エージェントに知ってもらう必要があります。
履歴書・職務経歴書の提出はもちろん、エージェントからWordやExcelなどを使った簡易テストやタイピングテストが課されることがほとんどです。
登録するエージェントによってその方法は様々ですが、たくさん登録する場合にはそれだけ多くの手間をかける必要があります。
しかし、手間をかけたからといって確実に登録されるとは言えませんし、すぐに仕事紹介があるとは限りません。
マッチングがうまくいかない可能性がある
こればかりは運もあるので仕方がない場合がありますが、一例として以下のようなことが考えられます。
- 登録したのに、希望条件での仕事が紹介されない
- 当初の予想より、実際の業務が複雑で高度すぎた
- クライアントと気が合わない
- そもそも自身とエージェントの方針や方向性が合わない
イヤイヤ仕事をしても、効率が上がらないばかりかストレスが溜まります。
その場合は目先を変えて、他のエージェントで仕事をすることや、担当業務を降り、他の方へ業務を引き継ぐ事も考えましょう。
こんな人にオススメ
- 育児・介護・家事も支障なくしつつ、副業的な仕事をしたい
- 契約手続きの手間、報酬不払いがなく、安心して在宅での仕事がしたい
- パートタイムほどの時間よりも短い時間で仕事をしてみたい
まとめ
今回は、オンラインアシスタント、オンライン秘書として仕事をする場合の入り口が大きく2つあることと、メリット・デメリットをご紹介しました。
自分自身のライフスタイルや価値観に合わせて、どのような入り口で働くことが適しているかを判断する必要があります。
自分のスキルなどを活かしてガンガンクライアントを獲得したい場合には「独立」、オンラインアシスタントはまだ初心者で、経験や実績を積みたい方は「エージェント」など、ご自身の立場で検討してみると良いでしょう。
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