初めまして!オンラインアシスタントのAmiと申します。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
私は「オンライン秘書」や「事務代行」ではなく、あえて「オンラインアシスタント」という肩書を使っています。
クライアント様の“隣”ではなく“背中”をそっと押す存在でありたい──
電動アシスト自転車のように、前に進む力を少しでも軽く、強く。
そんな思いで名乗っています。
はじめに
「おまえ、自分で店でもやったらどうだ?」…私の父は、昔から私にそう言っていました。
父の知り合いがお店を経営していて、かなり業績が良く、「会社勤めよりもずっといい!」というイメージが父にはあったようです。
その後、超氷河期世代でようやく入社した会社を3年で辞め、派遣社員になった私に対し、父は怒り狂いました。
公務員一筋だった父にとって、私の選択は“落ちこぼれ”に見えたのかもしれません。
しかしあれから年月が経ち、私は開業届を出しました。
個人事業主として会社員務めと同じ、それ以上の報酬と生きがいを得て、毎日を過ごしています。
スキルを磨いた派遣社員時代
私は安定性のある会社に新卒で入社し、事務業務をしながらMicrosoft AccessやPC操作を習得。パソコンの便利さに夢中になりました。
入社後2年目以降、新人教育を任されたり人間関係に恵まれたりと、働きやすい環境でしたが、「組織の歯車ではなく、個人でスキルを活かして働きたい」という想いが強くなっていきました。
当時注目され始めた「派遣社員」という働き方に挑戦し、有名企業に派遣されながら、IT・業務効率のノウハウを学びました。
対応してきた主なお仕事
- Microsoft Accessを使った大規模データ集計
- ソフトウェアのデモンストレーター
- メールでのカスタマーサポート
- トラブル対応(オンライン・オフライン)
ITスクールに通って知識を深め、IT系の資格を取得していき、派遣契約が切れても次の仕事へと繋がっていく経験を積みました。
30代半ばで妊活…からの転機
バリバリと派遣社員でお仕事を楽しんでいた一方、周囲の出産報告に影響を受け、長年の派遣生活を一旦辞めて妊活へシフトしました。
しかし思うように授かれず、心身ともに辛い時期が続きました。
そんな中、短期の事務パートで気持ちを立て直し、改めて「やっぱり私は働くことが好き!」と再確認。
その後、2011年3月11日の東日本大震災に直面。
命の不安とともに「子どもを守りたい、できるだけそばにいたい」と強く思うようになりました。
子育てと仕事したい気持ち
不安の中、念願の子どもを出産したものの、ホルモンバランスの崩れなのか軽い「産後うつ」のような状態になりました。
「10時は、定例の入力をしていたな」
「16時は、書類を郵送していたな」
話の通じない乳児である我が子を抱っこし、「早く仕事したい!」と思いながら、気持ちが揺れ動き、出産後数ヶ月は涙が止まらない毎日。
「私は何のために子どもがほしいと思ったのかな?」
「こんな母親、失格だな…」
と思いながら毎日過ごしていました。
在宅ワーク開始!
その後自然と「産後うつ」のような状態を脱することができたのを期に、子どもが寝ている時間を活用し、リライトのお仕事をネットで見つけて在宅ワークに挑戦。
週3本・月1万円の報酬でも、「家で仕事ができた」ことに大きな希望を感じました。
その後、ランサーズやクラウドワークスでライターとして採用され、ランキング形式の記事などを執筆。実績を積み重ねていきました。
低報酬で凹む→パートへ
しかし、文字単価はなかなか上がらず、時間をかけて作成しても報酬はわずか。
子どもが幼稚園に入るまで何とか続けていましたが、子どもの入園タイミングで、妊娠中にお世話になった会社から再度パートのお誘いをいただけることに!
以前の私の仕事ぶり評価してくださり、また子どもとの時間についても融通してくださるという神様のような会社でした。
しかし1年程度働いていたところ、会社移転のお話が持ち上がりました。
自宅から移転先までは遠すぎるため、私はパートへ誘ってくださった幹部社員の方に相談してみました。
「お仕事を続けたいので、自宅からリモートでお仕事を続けさせていただけませんか?」
「リモートでのお仕事経験はあります!」
しかし、幹部社員の方のお返事はこうでした。
「会社のコンプライアンス上、PCやデータを外部に出して業務依頼するのは難しいです」
ダメ元でしたが、回答としては「やはり」という内容。
「リモートでお仕事ができる日が来るといいな…」
切実に思った瞬間でした。
そして、泣く泣くパート契約は終了しました。
そしてまた派遣社員へ
「やはり在宅ワークじゃ、稼げないのかな?」
自宅で仕事をすることを少し諦め、両親がサポートしてくれる状態だったため、1年間の期間限定で週5の派遣社員をすることにしました。
期間限定、というのは、社員の方が産休を取る間の代替という意味です。
幼稚園の預かり保育は17時までだったため、それ以降は他の預かり施設で子どもを預かってもらいました。
9:30 出勤
17:30 退勤
18:30 子どものお迎え
夏休み・冬休みなど、幼稚園の長期休暇時期は両親に預かってもらうなどしていました。
しかし、毎日朝と夜しか子どもの顔を見られない。
そして、他の預かり施設の支払いが結構大きかった…。
「何のために仕事しているんだっけ?」
毎日モヤモヤしつつ、無事に1年間の派遣契約を終了しました。
3.11を経験し、高齢出産を経て、ほぼフルタイムの派遣社員生活。
色々考えた結果、私は、
「仕事もしたいけど、子どもと過ごす時間を一番に考えたい」
という結論に至ったのです。
コロナ禍で夢だった在宅ワークが現実に
再び在宅ワークを模索する中、クラウドソーシングやオンラインアシスタントのエージェントに登録。
事務代行やメルマガのリライト、名刺入力などから少しずつ仕事が増えていきました。
子どもの送り迎え・行事参加・習い事の送迎など、家庭を大事にしながら働ける理想のスタイルに。
そして、コロナ禍によって社会全体が「リモートワーク」へと大きくシフト。私の働き方は一気に広がりを見せました。
現在の働き方と、これからのこと
現在は継続して依頼をいただけるクライアント様に恵まれ、請求書発行も毎月行っています。
収入も安定し、青色申告のために会計ソフトを通年契約、開業届も正式に提出しました。
これまでの経験を活かし、「オンラインアシスタントになりたい人」「始めたばかりの人」に向けて、資料提供や個別コンサルも行っています。
対応してきた主なお仕事
- メール対応・業務サポート
- スケジュール調整/ツール作成
- オンラインコミュニティの運営サポート
- 営業資料・スライド資料の作成
- 業務マニュアル整備・手順の可視化
- 動画編集(教育系動画)
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最後に
お仕事もしたいけど、子どもとの大切な時間を一緒に過ごしたい。
これが私のオンラインアシスタントの原点です。
その後、子どもが中学受験を無事に突破し、最近は少しずつ親離れの気配も。
寂しさを感じる瞬間もありますが、それまで一緒に過ごしてきた時間が何よりの宝物で、「この働き方を選んでよかった」と、改めて感じています。
そしてあの時、父に言われた「自分で店でもやったら?」という言葉が、今となっては現実になりました。
私の仕事場は自宅で、父の知り合いのようなお店ではないですが、パソコン一つで、自分の得意を誰かのサポートに活かせる、やりがいのある仕事と胸を張って言えます。
主婦業・育児・お仕事…全部を完璧にこなすことはできなくても、「やってみたい」という気持ちは大事にしたい。
かつての私と同じような気持ちでいる方に、少しでもヒントや希望が届きますように。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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Ami