Excelで一番最初に覚える関数といえば、やっぱりこれ。
「合計」を求める場面で大活躍するSUM関数は、事務作業でも家庭の集計でも超定番の基本関数です。
この記事では、読み方・書き方・使い方はもちろん、ちょっとした応用や“よくあるミス”までわかりやすく解説します!
SUM関数とは
- 読み方:サム
- できること:指定した数値の合計を求める
- ショートカットキー:【Alt】 + 【Shift】 + 【=】
シンプルですが、表計算ではこれが基本中の基本。まずはこの関数を押さえておきましょう!
基本の書き方
=SUM(数値1, 数値2, ...)
例)合計したい範囲を指定
=SUM(B1:B5)
使い方例(単列の合計)
<「在庫数」に入力した5つの数字の合計>
以下の表をExcelのセルA1から貼り付けた場合、合計式は =SUM(B2:B6) になります。
商品名 | 在庫数 |
---|---|
りんご | 10 |
みかん | 20 |
バナナ | 30 |
キウイ | 40 |
もも | 50 |
合計 | =SUM(B2:B6) |
➡ B列の合計:150 と表示されます。
応用例(複数列の合計)
<A列とB列の数字をまとめて合計>
*表全体をExcelのA1にコピペすると、同じ表が作成されます
=SUM(A1:A5, B1:B5)
A列 | B列 |
---|---|
10 | 5 |
20 | 15 |
30 | 25 |
40 | 35 |
50 | 45 |
合計 | =SUM(A2:A6, B2:B6) |
➡ 合計:275 と表示されます。
使い方のコツ
範囲選択をスマートに!
合計したいセルをマウスでドラッグする代わりに、 最初のセルをクリック+Shiftキーを押しながら最後のセルをクリックする方法もあります。
特に計算範囲が広い場合には、マウスを指定範囲までドラッグする手間を省くので、作業効率もUPします。
オートフィルでコピー
計算済みセルの右下にある「フィルハンドル」(+マーク)をドラッグすれば、他の行・列にも同じ計算がコピーできます。
よくあるミス
=SUM B1:B5
→ カッコが抜けてる(正しくは=SUM(B1:B5)
)=SUM("A1:A5")
→ 文字列として認識されてしまう(”など、余計な文字は入れない)- 空白や文字が混じっているセルは合計されない場合がある
ちょっとした記述ミスでエラーが出ることもあるので注意!
まとめ
SUM関数は、Excelを使うならまず覚えておきたい基本の関数です。
範囲を指定するだけで、瞬時に合計を求めることができるので、手作業で電卓を叩くよりも正確で、集計のミスも防げます。
また、複数の列やバラバラのセルを一気に合算できるなど、シンプルながら奥深い使い方ができるのも魅力のひとつ。
「よく使うけど、ちゃんと理解できてなかったかも…」という方は、しっかり使い方を身につけて、作業効率アップに役立ててくださいね!
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